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ステロイド症だった私がある本をよみ、理解し内容を実践して

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下記はユーチューブ上で離脱ステロイドの貴重なお話をしてくださった、なごやしずえ理容室のお客様の体験原稿を少し見やすくして、掲載させていただきました。

ステロイド症との苛烈な戦いの例と、SNシャンプー誕生秘話

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〈ステロイド症だったわたしがある本をよみ、理解した内容と実践したこと〉   2023/3/19

今から約30年前でしょうか、私は仕事仲間とほぼ毎晩飲み歩いていました。
健康診断では当然のように肝機能についての結果はよくなかったのですが、それでも飲酒を続けていました。
そのうちひじの内側やひざの裏側など汗をかく部分などの皮膚がかゆくなり、
欲するままに搔きむしっているうちに血がにじむようになり皮膚は荒れていき、海外赴任を前にある時皮膚科を受診してみました。

医者は皮膚の状態を見るなり、何の説明もなくステロイド剤の注射を施して、
その後皮膚の状態が驚くほど改善され私は以前と変わらず飲酒生活を続けました。
当然ながら、そんな習慣を続けたわけで同じように皮膚が荒れることとなり、都度医者からステロイドを投与されました。

のちに読んだ本ですと、私は大量の飲酒継続という不摂生の連続性の結果、副腎という非常にデリケートの臓器が弱まり、皮膚を正常に保つのに不可欠な糖質コルチノイドの分泌が減少した状況でした。
つまり副腎皮質自体が衰弱し皮膚を正常に保つ糖質コルチコイドを正常値までつくらなっていたわけです。
身体は、医者が注入した外からのステロイドホルモン投与によって、なんとかバランスを保っている状態だったのです。

その結果皮膚は投与の都度治ったように見えましたが、ステロイドの副作用が出るようになりました。その本による「ステロイド症」の出現でした。
私の場合、最初の出現は「視野欠損」でした。ある日新聞を読んでいたら右眼の中心の一部がぼやけて見えなくなりました。
おどろいて調べてみるとステロイドの副作用に 眼圧上昇と緑内障(やがて失明)があることがわかり、
眼科医受診後やはり眼圧異常上昇がわかり、おそろしくなり、本のすすめる通り解脱を決意しました。

この先まだ長い人生、失明するわけにはいきません。ただ、そのときからすさまじく苦しい先の見えない地獄のような解脱症状との戦いが始まっていくのです。

ステロイド症の治療薬はありません。唯一の方法は完全に使用しない、解脱しかありません。
機能しなくなったデリケートな副腎の機能を自然に復活させるしかないのです。薬を使用しないで体の復活機能をもちいた自然治癒です。

ただ、一旦副腎が萎縮してしまうと、自分の力でホルモンを作り出す能力を回復するのに時間がかかります。
その状態でステロイド剤の使用をやめると、体内では糖質コルチコイドの濃度が急に低下してしまいます。
それによって起きてくる様々な障害(副腎機能不全による症状)が「離脱」の症状なのです。

その離脱症状に耐えられずに、またステロイド剤を増量してやめられなくなる悪循環に落ち、ステロイドを止める勇気や体力がなくなってきます。
結果しっかりとした職業につきながらもステロイド症で失明して自殺する方々が多いことも聞いています。

私にも急なホルモン低下でこんな解脱症状がおこりました。

・体液が出る 皮膚がしわの線に沿って自然に裂ける 手の甲、鼻や口の周り、あご、膝、足指の間→部位は移動します。[対処方法]包帯 入浴(お湯は一度でどろどろに)

・かゆい、痛い、赤く腫れる おでこ、腹、
[対処方法]マスク 何も塗らない

・皮膚がはがれおちる 掻くので脱毛する おでこ、腹、
[対処方法]海水浴効果あり

・自律神経失調症状(夜全く眠れない、排泄しない) 昼間寝るしかない
[対処方法]昼間寝るしかない。勤め先に事情を話せるのならば自宅勤務

どうでしょう、正直最初の約半年はまさに地獄のような状況でした。

麻薬の禁断症状と同じで、ある日一気に止めなければ副腎は薬に依存し続け萎縮したままです。
「離脱」とは、これまでステロイド剤に頼っていた状態をなんとか正常に戻そうとする身体の正常な反応です。
従って、医者がよく言う「徐々に止める」といっても、だらだらとステロイド剤をつけているだけで、
完全中止までの期間が延びるだけですから、その分離脱症状も強く出てしまいます。

自分の体が、ステロイドに「粉飾」された状態から「ほんとうの素顔」が表にでるだけで、病気が治るスタートラインなのです。身体が本来持っている自然治癒力を取り戻す、副腎機能をはじめ弱った内臓や皮膚を回復する大切な第一歩です。

後から考えると、完全にステロイドを使用しなくなってそのひどくつらい状況は約6か月、
ゆっくりと収まる感じが次の一年、そして更に弱まってきたのが次の一年、3年目からはほとんど普通の状態に戻りました。解脱完了です。

人生100年と言われています、これまでの人生で生活習慣によって医者にステロイドを処方され、
ステロイド症に陥ってしまった皆さんは、大変ですがつぎの3年をステロイド解脱にあてのりこえることで、
残りのとてもとても長い時間を自分の副腎で健全に過すことができますよ、と強く申し上げたいです。
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貴重な離脱ステロイド者のお話・記事です。 お悩みの方々のお手伝いをというお客様の強いご意思です。 ご了解をいただいて掲載をいたします。 ありがとうございます。 改めて厚くお礼を申し上げます。  
                               なごやしずえ理容室

頭髪/頭皮ケア専門サロン「なごやしずえ理容室」東京目黒区祐天寺

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